以前私がOLだった頃のお話です。地元の温泉は半数以上制覇して、
友人や会社の上司から「温泉博士」と呼ばれるようになり、
「今度の休みに、県外から親戚が来るんだ。ガイドブックに載ってない、
いかにも~、的な温泉に連れて行きたいんだけどお勧めはどこ?」と
いうような質問を数多く受けるようになりました。
当時は「出会い系」というものもなく、携帯サイトも、
「ドコモの電話はiモードってのが使えるんだって」というような時代でした。
個人でもホームページが持てる、ということがようやく認識され始めた頃でしたから。
それでも、私の周りでも趣味や仕事についてのホームページを持つ人が増え
みんな面白い情報わ発信していた時代でした。
そこで私が考えたのが、「私が行った温泉を、私の独断と偏見で紹介するサイト」
だったのです。独断と偏見で、と書きましたが、あくまでも「お勧め」に徹して
エリア毎に分け、「行ってみたいところがあれば、管理人までメール下さい。
詳細をお知らせします。」と、メールアドレスまで記載して、我ながら
至れり尽くせりのサイトだったと思います。
最初は友人だけに知らせていたのですが、訪れた先は地道に更新し続けた
結果、半年後には、常に「お問い合せ」のメールが来るところまでに変貌したのです。
「子供連れなので、家族湯があるところを教えてください」
「県外から旅行で訪れる予定なので、近くの観光スポットも教えてください」
等々。
当時と今では、インターネットの環境も激変していますので、全てがそのまま
当てはまるとは限りませんが、この手法は、効果の上がるホームページに
活かせる点があるのも事実です。
(1)とにかく温泉情報に徹した(しかも熊本限定)
(2)常に更新、更新。
(3)訪問者とのコミュニケーションを心がけた(掲示板とかメールとか)
特に(2)が重要なポイントだったようです。やみくもに内容を更新するのではなく、
新しい情報の追加、古い情報の削除、この繰り返しでしたが、知らず知らずのうちに
「中身の充実」を図っていたようです。最初はアバウトな情報でも、
2度3度と足を運んで、詳しい情報に作り変え、という作業を繰り返していました。
続いて(3)。毎日パソコンを開いて、届いたメールには必ず目を通し、即日返信。
「時間のあるOLさんだから出来たんでしょ?」と言われれば
「ハイ、ごもっとも。」としか言えないのですが、素早いレスポンスが
訪問者に安心感を与え、かつ、「地元ならではの情報」が喜ばれていました。
時代を問わず、レスポンスの速さ・遅さで相手に対する信頼感が決まるのでは
無いでしょうか?
そして何より、「自分が好きな温泉を、自分の言葉で」紹介し続けたことが
活気あるホームページの運営に結びついた、と信じています。
「文字や言葉の力」をもっと信じて下さい。自分の言葉で、思いを込めて原稿を
作ってください。最後はそこにたどり着くのです。